ようこそ!近郊自然歩道へ
周囲を山に囲まれ、街中にも緑あふれる盛岡市。市内の丘陵地や郊外の低山へ足を運ぶと、新緑、紅葉、花や鳥のさえずりを楽しむのに最適な散歩道が随所にあります。
近郊自然歩道は、そのような中から盛岡市が昭和52(1977)年にコース設定を行い、市民の方々が気軽に散策できるよう、案内板、方向板などを整備したものです。令和3年11月に新コースとなる「生出コース」が整備され,現在10コースあります。
初級者向け~上級者向けとありますが、多くは1~3時間程度と気軽に歩くことができ、各コースとも季節ごとに変わる景色の中で自然との触れ合いが体験できます。
四季の移ろいを感じながら盛岡の自然に親しんでみませんか。
もりおか近郊自然歩道ガイドブック(PDF:5362KB)
マップ内のコース番号をクリックすると該当コースを詳しく見ることが出来ます。
①北山散策路 ②蝶ヶ森たたら山コース ③白滝コース ④高松・四十四田コース ⑤大志田・中津川コース ⑥太田薬師コース ⑦岩山散策路 ⑧大ヶ生・朝島山コース ⑨二ツ森コース ⑩生出コース━━━ 近郊自然歩道コース
各コースの紹介(全9コース)
次の1~9のコースのうち、距離が長い「5 大志田・中津川コース」のみ上級者向けです。所要時間は、コースをゆっくりと歩いたときのおおよその時間を表示しています。コース名 | 所要時間 (距離) | 難易度 | 主な特徴 |
1 北山散策路 | 約2時間(約4キロメートル) | ★ | 愛宕山とから高松の池へ。郷土ゆかりの先人の詩碑や記念碑等と花や鳥を楽しむコース。 |
2 蝶ヶ森 たたら山コース | 約2時間(約3キロメートル) | ★ | 「門のシダレカツラ」から果樹園と丘陵地を巡り、眺望の変化を楽しみながら歩く。 |
3 白滝コース | 約2時間(約4キロメートル) | ★ | 岩山南斜面にある名勝「白滝」を訪ね、国道106号から岩山へ。水と緑のコース。 |
4 高松・四十四田コース | 約3時間(約5.5キロメートル) | ★★ | 高松の池から小鹿公園を経て四十四田ダムに至る道。隠れ里を訪ねるようなコース。 |
5 大志田・中津川コース | 約5時間(約13キロメートル) | ★★★ | 秘境JR旧大志田駅から旧浅岸駅へと続く山間渓流沿いの道。新緑と紅葉の時期が最適。 |
6 太田薬師コース | 約2時間(約4キロメートル) | ★★ | 奥羽山脈麓に佇む薬師神社を訪ね、渓流沿いの道からオガセ滝を経てブナ林を歩く。 |
7 岩山散策路 | 各1時間程度(各1~2キロメートル) | ★~★★ | 2つの登山路と1つの野鳥観察路。気軽な山登りを楽しみたい方向け。 |
8 大ヶ生・朝島山コース | 約3時間(約3.6キロメートル) | ★★ | リンゴ園を起点に眺望豊かな里山の秀峰を登る。周回可能な3つの登山コース。 |
9 二ツ森コース | 約3時間(約5.5キロメートル) | ★★ | 綱取ダム湖畔の低山帯を巡り農地集落を歩くコース。里山の散策を楽しみたい方に。 |
10 生出コース | 約2時間(約4キロメートル) | ★ | ユートランド姫神を起点に生出地域を巡り,岩手山や姫神山の眺望が楽しめるコース。 【コース紹介動画はこちらから】 |
★:初心者向き(距離が短い,傾斜が緩い等)
★★:中級者向き
★★★:上級者向き(距離が長く,健脚向き)
もりおか近郊自然歩道花暦・鳥暦
もりおか近郊自然歩道全10コースで観察することができる花暦・鳥暦をとりまとめています。散策するコースを決める参考になさってください。歩き始める前に
・時間と体力に余裕を持った行動を考え、無理のない計画をたてましょう。・動きやすく、歩きやすい服装をしましょう。特に靴は長距離を歩くのに適したものを履きましょう。
・日射病防止のため、帽子をかぶりましょう。
・水筒、携帯電話、薬箱、行動食(非常食)を持ちましょう。
・ウルシ類のかぶれやダニ被害、ツツガムシ病などを避けるため、肌の露出は極力控え、長袖・長丈パンツを着用しましょう。・現地に入る前に、周囲の人にその日の予定を伝えておきましょう。帰りが遅くなった場合の対応などを確認しておきましょう。
気をつけましょう
・郊外の山はツキノワグマの生息域です。鈴やラジオを持参し、山中では鳴らしながら歩きましょう。・春から秋にかけてはスズメバチなどのハチが活動します。ハチには地面に巣を作るものや、建物の軒下、大木の枝下などに巣を作るものがいます。飛んでいるハチを見かけたら、刺激せず、巣がありそうな場所には近づかないようにしましょう。万一刺された場合は、患部を冷やし、直ちに病院へ行きましょう。黒っぽい服装はハチを寄せることがあるため、避けましょう。
・キノコ類は中毒をおこす恐れがあるため、正確な知識を持つ人以外は採らないようにしましょう。
・熱中症、日射病等にならないよう、こまめに水分や塩分などを補給しましょう。
フィールド・マナー
・出発前に靴底についている泥や汚れを落としましょう(外来植物の種などが混じっていることがあり、在来の植物に悪影響を与えるおそれがあります)。・車を使って現地に行く場合、駐車する場所に気をつけましょう。
・植物などのむやみな採集は控えましょう。
・動物を観察するときはなるべく驚かさないように静かに観察しましょう。
・動物に餌を与えないようにしましょう。
・ごみは必ず持ち帰りましょう。